アメリカのバイクレーン(自転車専用レーン)について解説

01.31.2025

最近オレンジカウンティの特にアーバインではバイクレーン(自転車専用レーン)が増えてきています。

実際私の住む地域では平日は学校に通う子供が自転車を多く乗っており、週末はサイクリングを楽しむ人が増えています。

そこでお互いが事故をしないようにバイクレーンについておさらいしてみましょう!!


1. 基本ルール(カリフォルニア)

  • バイクレーンは通常、白いラインで区切られ、自転車のシンボルマーク又はBIKE LANEと書かれています。
  • バイクレーンは、主に自転車利用者が安全に移動するためのスペースです。通常の車はこのレーンを運転することを禁じられています。
  • オートバイクも車同様、利用を禁止されています。

2. 車でバイクレーンに入れる場合

  • 右折時: 右折する際、直近の200フィート(約60メートル)以内でバイクレーンに入り、右折する準備をします。
  • 横断:店舗やモールに入る際に横切る場合。
  • 駐車時: バイクレーン内に駐車が許可されている場合(標識で示されている)、車を駐車するために入ることができます。
  • いずれも自転車の進路を妨げないように注意してください。

3. 禁止事項

  • 通常の運転中にバイクレーンを走行することはできません。
  •  バイクレーンに入る際の自転車利用者を妨げたる危険な行為
  • 原則自転車利用の邪魔になる駐車や停止

4. 安全のためのポイント

  • 目視確認: バイクレーンに入る前に必ずサイドミラーや目視で確認し、自転車が近づいていないか確認してください。
  • ウィンカーの使用: バイクレーンに入る際は、早めにウィンカーを点灯し、他のドライバーや自転車利用者に意図を示します。
  • スピード調整: バイクレーンに進入する際はスピードを落とし、安全を確保します。

バイクレーンは自転車利用者の安全を守るために設けられていますので、ルールを守り、互いに安全な環境を作りましょう!

 

LAなどはバイクレーンがあまりありません。そのような時はどうすればいいのでしょうか??

カリフォルニア州の交通法(California Vehicle Code, CVC 21202)では、

通常は自転車はバイクレーンまたは車線の右側を走行する権利があります。

 

車線全体を使うことが許可されている事をFull Laneともいいます。

カリフォルニア州では、車の運転手は以下のルールを守る必要があります。

  1. 自転車を追い越すときは最低3フィート(約1メートル)の間隔を空ける("Three Feet for Safety Act")
    • 安全なスペースを確保し、自転車を無理に追い越さないこと。
  2. 自転車が車線を使用している場合、後ろから圧力をかけない
    • クラクションを鳴らしたり、無理に近づいたりせず、安全なタイミングまで待つこと。
  3. 右折時は自転車を優先する
    • 右折時にバイクレーンや車線を走行する自転車がいる場合、彼らが先に進むのを待つ。
  4. 駐車時の「ドアリング」に注意
    • 駐車した車のドアを開ける際、自転車の通行を妨げないよう慎重に確認する。

 

 

 

因みに、バイカー(自転車運転者)には手信号(ハンドシグナル)があるのをご存じですか?

これらはドライバーがバイカーの意図を理解し、事故を防ぐために非常に重要です。


1. 基本的なハンドシグナル

左折のサイン

  • 方法: 左腕をまっすぐ水平に伸ばします。

右折のサイン

  • 方法1: 左腕を直角に曲げて上に向けます(伝統的な方法)。
  • 方法2: 右腕をまっすぐ水平に伸ばします(最近ではこちらが一般的)。

停止または減速のサイン

  • 方法: 左腕を下向きに曲げ、手のひらを後方に向けます。

2. 手信号を見たときのドライバーの対応

  • 距離を保つ: サインを見たら、十分な車間距離を確保してください。
  • スピード調整: バイカーが停止または曲がる場合、スピードを落として安全なタイミングを待ちます。
  • 譲る: バイカーが曲がる意図を示している場合は、無理に追い越さず進行を優先します。

3. その他のバイカーのジェスチャー

  • 後方確認のための振り返り: バイカーが肩越しに後方を確認している場合、車線変更や右左折を予定している可能性があります。
  • 手を挙げる: バイカーがドライバーに対して手を挙げることがあります。これは「ありがとう」や「注意してほしい」という意味を持つ場合があります。

☆ドライバーもバイカーもお互いに配慮して、安全な距離を保ち事故を防ぎたいですね。